VRChatでDJ セッティング その1
Hiphop Day at MAGENTA Vol.2に出演させていただきました。
遊びに来てくれたみなさん、共演者のみなさん、オーガナイザーのSeraさん、ワールド制作者のだいふくさん、ありがとうございました。
忘れないうちにDJするためにしたことと反省メモです。
※写真はオーガナイザーのSeraさんTwitterより。
※本記事の3ヶ月後にまとめたVRChatでDJ セッティング その2は「こちら」。
どんな人におすすめのセッティングか
VRChatでDJするときのセッティングというタイトルですが、結局はグリーンバックを使ってDJ配信したい人向けのセッティングです。
VRChat内では数少ないヒップホップイベント。今回、スクラッチや二枚使いなど、動きのあるDJをすることでヒップホップDJの楽しさを伝えることを個人的な目標にしてました。
VRヘッドセットを付けて何度か試みましたが、Oculus Quest 2のコントローラーだとクロスフェーダーが摘めず、断念。
VRに現実を持ち込むことに抵抗がありましたが、上述した目標を優先し、VRChatデスクトップモードでDJしてる様子を配信するという形でおこないました。
※現実を持ち込むことに抵抗->名字でDJしてたり、前職では名前と顔出しをしてたので、個人的には顔出しすることへの抵抗はないのですが、国内ユーザーがVRと現実を切り離していたいと思ってたら申し訳ないな、という感じ。
機材
- DJテーブル(W x H x D / 150cm x 87cm x 60cm)
腰を痛めるので高さ大事です。 - DJ用PC MacBook Air M1 2020
今のところ良好。Traktor3で楽曲ロードボタンを連打するとクラッシュする。
DJイベント前には、ゴミ箱を空にすることと、セーフブートモードでキャッシュクリア。 - DVS機能搭載オーディオインターフェース Native Instruments A6
- コントローラー Native Instruments X1mk2
エフェクター、ホットキュー、ループ、ビートジャンプなどなど超多用してます。 - DJミキサー DJTech DIF-2S
そろそろ限界を迎えつつある。DJM-S7ほしい。 - モニターヘッドフォン AIAIAI TMA-2
イヤパッドをE08、ヘッドバンドをH04にしたら、でかい耳が痛くならなくなった。 - タンテ Technics SL-1200MK3-K x 2
- ミキサー Yamaha AG03
- ゲーミングヘッドセット Logicool G433BK
- モニタースピーカー KRK Rokit 5
- マイク Sony ECM-PCV80U
使うときはDJの出力下げること。 - 配信&VRChat用PC G-Tune PP-Z
本来は仕事用。CPUCorei9-10900K、メモリ64GB、グラボNVIDIA GeForce RTX3070/8GB。 - VRChat操作用 PS5コントローラー
- Voice出力用アクティブスピーカー
- WEBカメラ eMeet C960
三脚用に底面に穴が開いてることが重要。 - カメラ3脚 自撮り棒にもなる、やっすいヤツ(品番不明)
- グリーンバック Excel-XG90 200×114.6 cm
3脚付きでセッティングが簡単。大きいサイズを購入しましたがそれでも横幅が足りませんでした。 - ヘッドフォン掛け サンワサプライPDA-STN18BK
- ドリンクホルダー OUGIC カップ ホルダー クリップ
VR中お酒をこぼさなくなりました。おすすめです。
配置
配線とかはこんなかんじ笑。
実際のレイアウト。
フロアの様子を確認するためのディスプレイをカメラの映らない、DJテーブルの横に配置。
VRC内のワールド音声は0にして、フロアの音声(Voice)をLogicool G433BK付属のオーディオインターフェース経由のころがしっぽく配置してるアクティブスピーカーから出力。
WEBカメラ eMeet C960の場合、カメラ本体からグリーンバックまで最低約2Mの奥行きが必要でした。
WEBカメラの高さは93cmで若干上に向ける形。一説には、「下から撮るのと上から撮るのとでは、フェイスラインやたるみの写り方から、実年齢±5歳くらい幅が出るので注意が必要」らしいので改善したい笑。
👇こんな形で背景に馴染むように撮影。(半纏を着てるのはアバターに合わせるためです。)
DJテーブルとグリーンバックの間は近ければ近いほど広範囲に透過ができるので、小躍りできるギリギリのスペースで、DJテーブルとグリーンバックの間は約60cmくらいの間隔でした。とても狭い…。
我が家にはニャンズが3匹いて自由に走り回ってますので、カメラやグリーンバックの3脚を倒す危険性がありましたので、スタンドを養生で床に止めてました。
回線速度
光ではなく、ケーブルテレビ局の回線。下り約840Mbps、上り約640Mbps。無線は、下り約380Mbps、上り約200Mbps。
OBSの設定 TopazChat想定
【注意】最新の推奨環境はTopazChatのBoothページなどを確認するように。
また、他のストリーミングサービスを利用する際にはサービスの推奨環境やオーガナイザーの言うとおりに設定しましょう。
配信&VRChatをPC G-Tune PP-Zで起動。配信PCを他のノートPCなどに分けても良かったが、PP-Zのパワーを信じる。
(OBSの設定方法を教えてくださった、ZERØ(ぜろ)さんに感謝です。理解せずに設定してるので、もしかしたら言われたとおりにできていないかもです。)
ファイル > 設定 > 配信
サーバーやストリームキーはオーガナイザーに確認。
ファイル > 設定 > 出力
出力モードは詳細。
配信タブ。エンコーダーをグラボにするのを忘れずに。
音声タブ。
映像メニュー。
素材は以下のサイトで無料でDLできます。
Free DJ Visuals for Live Streaming
また、VRChatのDJワールごとに採用してる配信方法がことなるため、プロファイルとシーンコレクション機能を使って、配信プラットフォームごとに設定を保存しておくと便利です。
例えば、私はTopaz、Twitch、VRCDNに加えて、ゲストで呼ばれたワールドの設定をプロファイルにいくつか設定しています。
VRChatの設定
デスクトップモードで起動。DJ中はワールド音声を0、Voiceを75%にしていました(Voiceはもっと上げるべきでした)。
SafetyをCustomに設定して、フレンド以外のアバター、シェーダー等は非表示にしました。大半がロボットになってました…。
PS5のコントローラーを手元に置き、DJ中もアバター操作できるようにしていました。
反省
- オーガナイザーや他の演者とのやりとりがDiscordだったが、普段使ってなくて、ちゃんとチェックしていなかった。申し訳ございません💦
- DJ中、出力が小さいとご指摘いただき、AG03のDJミキサーのチャンネルを10%上げた。AG03のピークランプが点灯してたのが気になる…。
- モニタースピーカーの音量が大きすぎて、フロアの声があまり聞こえなかった。Voiceを75%にしていたが、もっと上げてもよかった。
- 横に配置してたVRCを表示しているモニターをチェックする頻度が少なく、独りよがりプレイをしてしまった。理想は正面に置きたいがカメラに写り込んでしまう…。
- 緊張で酒を飲みすぎた。
- OBSで録音しとけばよかった。
- PCへの負荷を計測しとけばよかった。
- 配信が止まっている人もいた?配信設定の品質が高すぎた?
スペシャルサンクス
VRChatのDJイベント出演は初めてだったものの、今までSabiasagiさん主催の月末飲み会での配信DJや、kawahiro(かわひろ)さん主催の川床泥酔部での口DJなどをさせていただいていました。
また、MAGENTAの制作者のだいふくさんのワールド、Yellow Labでもたくさん練習させていただきました。
練習中はフレンドがjoinできるようにしていたのですが、その際は音声の確認などお付き合いくださいましてありがとうございました。
今後もスクラッチの練習やつなぎの確認などを不定期でしてると思います。プロフィール画像が下記のときはお気軽にjoinしてください。
以上!