時間とテクノロジー 「因果の物語」から「共時の物語」へ 佐々木俊尚の『時間とテクノロジー 「因果の物語」から「共時の物語」』を読みました。
IT業界の最新動向を紹介してるかと思いきや、全然違いました!哲学書のような印象を受けます。

448ページとボリュームがありますが、無理やりA4 一枚にまとめてみました。
主に下図のような流れで、テクノロジーの発展による価値観の変化や、人類の新しい世界認識を提示してます。
(僕個人の解釈であって、読み間違えてる可能性があります!ご了承ください。)
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「時間とテクノロジー 「因果の物語」から「共時の物語」へ」を読んで無理やりA4 一枚にまとめた。

人類の未来の世界認識については、「ほえー」って感じでしたが、 時間を実感しない世界「自由」の変化 については、日頃肌で感じますね。

クラウド上にあって、劣化、紛失することのない写真データ。
Spotifyなどでいつでも聞ける過去のヒット曲。(TupacやBiggieの曲とか、Spotifyに限らず月1回はどっかで耳にしてる気がします笑。)

そんな環境で生活してる人にとって「懐かしい」って感覚は、どうなってくのか。

Googleのアルゴリズムや、いろんなレコメンドサービスなど、機械によって知らず識らずのうちにコントロールされてる生活。
「自由」とは。「人間」とは。

もしかしたら、僕らは技術革新による人類の世界観の転換期に立ち会うかもしれないですね。

その他、細かい部分でいうと、なぜ日本のシティ・ポップが海外でウケたのか、AI(機械学習、深層学習)の解説あたりが面白いですよ!

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時間とテクノロジー
数千年前、人類に「自己認識」が芽生え、有用ではなくなっていった神の声。そこで人々が神々の代替物として生み出したのが法律と宗教、そして「物語」だった――。確率論・べき乗の法則・言語論・機械論・コンピュータ論など、さまざまな学問の知見を援用しながら、人類が長年拘束されてきた「因果の物語」の終わりと、新しい物語「共時の物語」を提示する。執筆5年、圧倒の20万字!

最近のヘビロテ

Sam Gellaitry Boiler Room London

Kaytranadaのニューアルバムを聞いてからというもの、future beat系が再熱しちゃってます。
ということで、当時18歳でSoulectionからデビューEPを出して話題になった、Sam GellaitryのBoiler Room。観客が盛り上がると笑顔になるのが見ててほっこりする。

以上!