SFが好きじゃない方にもおすすめです。

おすすめは「ソフトウェア・オブジェクトのライフサイクル」

9篇の小説からなる短編集。中でも「ソフトウェア・オブジェクトのライフサイクル」が面白かったです。

バーチャルな世界が拡張されてく社会で直面する倫理的問題について考察されてます。長くて読み切るのに根気が必要ですが、描写がリアルで近い将来の出来事として身近に感じ、興味深く読めると思います。
(本書で登場する問題について、Java Scriptを使った人を何となく裁いてる国ではちょっと心配ですね。)
作者はコンピュータ・サイエンスを専攻してたらしく、ウェブ屋の端くれとして馴染みのあるワードやトピックスが出てくるのも面白いです。

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息吹 テッド・チャン
現代SF界を代表する作家テッド・チャン 知性の極限を追求した世界最高水準のSF作品集、ついに刊行!「あなたの人生の物語」を映画化した「メッセージ」で、世界的にブレイクしたテッド・チャン。待望の最新作品集がついに刊行。人間がひとりも出てこない世界、その世界の秘密を探求する科学者の驚異の物語を描く表題作。『千夜一夜物語』の枠組みを使い、科学的にあり得るタイムトラベルを描いた「商人と錬金術師の門」をはじめ、各賞受賞作を含む9篇(初訳5篇含む)を収録。

マンガ、「宙に参る」

SFといえば、最近買ったこちらもおすすめです。
主人公がサバサバしすぎてて好きになれないんですが(今後の展開次第では変わるかも)、こちらも世界観の作り込みが細かくて読み応えがあります。

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宙に参る (1) 助骨凹介
宇宙船が今で言うセスナ機ぐらい身近になった世界のお話。機械やプログラミングに妙に長けている主婦・鵯(ひよどり)ソラは、病気で亡くなった夫の遺骨を義母に届けるため宇宙へと旅立った。

マンガ、「水惑星年代記シリーズ」

大石まさるさんの水惑星年代記シリーズも好きです。上述した2作品とは違って、もっと柔らかい感じです。

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水惑星年代記
地球上で人々がつむぎ出す、様々な物語を読み切り形式で構成した短編集です。カラーページ完全収録でA5判なので大石ワールドを堪能しやすくなっています。少女達のビターでスイートな青春物語!

最近のヘビロテ

電子計算機舞踏音楽さんの「音楽を発掘し広めるのは誰だ」でAno(t)raksを知って、最近はその界隈を聞いてます。
下記は京都のプロデューサー、SNJOのアルバム「SF」と「未開の惑星」。

以上!